6月のご挨拶 既成のルートに囚われない仕事を
当社ホームページにお越しいただいて、まことにありがとうございます。
今年の半分がまもなく終わろうとしております。平均的な梅雨らしい梅雨を過ごしています。雨は多くなく、かといって少なくもなく。ただし6月初旬には洪水など、各地で被害に遭われた方もいらっしゃいました。心から、お見舞いを申し上げます。
コロナウィルス感染の医療分類が変わって、まもなく2か月となります。今月は、東京ビッグサイトの展示「ものづくりワールド」なども見学してきました。展示の距離感などは、2019年ころとほぼ遜色のない状態になりました。またこのところ、受付が無人化したことで入場がシンプルになりました。私は人の作業を否定しないし、ある意味では効率的だとも思っていますが、あの会場は、無人でも良いように感じました。このように、既存に囚われず、変化をつけてみるというのは、事業活動においても同様に思います。
当社は、電子部品業界に向けて部品を作るのが、使命だと思っていましたが、長く平和が続き、いつしか自国内での生産はなくなり、外国生産が主流となりました。例えば携帯電話(スマートフォン)も海外製ばかりになりました。6月、富士通のスマホ部門も、民事再生法を適用したというニュースが流れ、とてもさみしい気持ちになりました。
基礎部品や標準的な部品も、今や何でもかんでも海外生産と言われております。少し奇妙ですが、円安になっても、日本の部品を高い、とおっしゃる方もいます。為替の効果もないほど、海外とは生産力の差がついてしまったのでしょうか。
それならば変化をつけて、少量の産業関係や、医療関係の部品を作る、あるいはメーカーとして金属製品を売るのも選択肢なのかもしれません。どの道も平坦ではありませんが、このまま留まるよりは良いと思って、いろいろな商談に取り組んでおります。良い出会いもございます。
この梅雨が、慈雨となって、夏を過ぎたころに、大きなひまわりのような仕事の花を咲かせてくれれば、と心から願っております。社員と共に、今日もプレス生産、フル回転です。歴史上、止まなかった雨はありません。