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9月のご挨拶 ~災害対策には、製造業
9月となりました。
酷暑から残暑、そして秋風へ。
【ご挨拶】
篠原工業は第68期の最終月となります。本年度の着地については、昨年から引き続く、当社を取り巻く製造分野の低迷の影響が強く残っており、辛抱と忍耐の結果が数字として表れてくると考えております。そんな一年間を支えてくれた社員、仕事を出してくださったお客様、サポートしてくれた協力先に、心から御礼を申し上げます。ありがとうございます。
【景気動向】
2023年と比較すると、一時は完全に止まっていた注文が動き始めていると感じています。問題はその勢いと継続性だと思います。足元では、中国バブル崩壊を筆頭に、世界の景気が停滞あるいは冷え込んでいる様子を感じます。
日本の商品は、良いものがたくさんあります。しかし、戦争や紛争の中でも、滞りなく売れる商売はできているのか?東西のにらみ合いにどっちつかずの外交をして、商売が通るのか?私が相手国の立場になった時、正直、不安を覚えてしまうと思う数々のニュースを見て、心配をしております。多方面に気を配るのはとても大変な作業ですね。
製造業界も「やっぱり中国だ、中国市場が大事だ」という方、「中国は自国で生産するようになってを売れない。内需だ、欧米への販売だ」という方、実はいろいろな意見が出てきていると感じます。以前は前者が100%みたいな雰囲気もあったのですが。わずかですが、時代の風向きが変わってきた証拠に思います。
【台風10号】
話は変わりますが、8月最終週、台風10号が上陸しました。大量の雨、その影響で川が氾濫あるいは危険水域となり、各地で災害が発生しました。八王子市も「避難指示 警戒レベル4」の告知が、スマートフォンや放送を通じて為されました。初めてのことです。やむなく臨時休業をしました。社員、家族、地域がフリーズしてしまうと、仕事も何もできません。高速道路も、八王子周辺は東西南北に閉鎖が行われました。なお、会社は健在、9月第1週も通常営業しております。
【日本の向かう未来の提案】
私は、日本がおかれている状況を考えるほどに、「日本で、もっと、製造の仕事を」という思いを強くしております。
① 外交を考えたときに、世界の考え方に変化が生じている、仲良し外交が通じない、となるとわが国の産業が「強く」ないとさまざまな交渉で足元を見られてしまいます。日本のものを買わないと損するぞ、危ないぞ、と思わせるような事がもっとないといけません。もちろん、外国生産では有利な点を奪われる恐れもあるので、国内生産が良いでしょう。
② 今年初めの能登半島の地震以降、災害が起きるたびに、「もっと強い道路を、もっと強い物流を、建物を」という思いが強くなりました。危険だから避難、そしてすべてを停止することは安全で正解です。ところが、どんな災害がきても、人は生きるために動いていかなければいけない。極端な発想ですが、これくらいの地震は平気!台風なら普通だよ!という国だったら、どんなに無敵と思います。
①②のいずれも、日本の製造業の頑張りが不可欠です。
目標がある、仕事がある→頑張る→雇用が生まれる→お金も回る つまり経済が強くなります。日本という国は、歴史的に見ても、災害と混乱のたびに強くなってきたと私は解釈しています。私たち一社一社の頑張り、そして地域、国家の頑張りで、日本を良くしていきましょう!!これにて、9月のご挨拶の結びとさせていただきます。
#プレス加工 #金型設計製作 #バレル研磨
#脱脂 #テーピング梱包 #リバースエンジニアリング(廃業金型請け負い)
篠原工業にお任せください。よろしくお願いいたします。
代表取締役 篠原 謙介